開高健の小説に「新しい天体」というオハナシがあります。
官庁の余った予算を使い切るために「相対的景気調査官」なる役人(開高健)が「取材費を惜しまず、胃潰瘍になるくらい贅を尽くして食べる・・・」話です。
スケールも予算も主人公も、なんもかんもがずーとミジンコ級だが、アタクシの「余った時間を使い切るために海浜行脚してます」という振る舞いは、小説の筋立てとおんなじ・・・と言えないこともない(自信はない)。
寄せてはかえす大波小波とじゃれてますと、浮世離れしたもの懐かしさがほつほつ浮かび上がってきます。
母に抱かれた菖蒲田の浜、親父と遊んだ逗子、森戸の浜、独りの愉しさを覚えた富岡の浜、親子で溺れかかった布良の浜、姿が消えてあわてた片瀬江ノ島の浜、麦わら帽子とワンピースの七里ケ浜、夜光虫と戯れた黒崎の鼻、観音崎、富津、津浜、岩井浜、保田、わけが分からぬ勝山の浜、少年があわてた新島の浜、ゴジラが上陸した鴨居の浜、ビールと枝豆で過ごした木戸浜、波にもまれた花園の浜、バイクで通った長浜、三戸浜、風呂だけいいね!網代の猫の額サイズ平鶴の浜・・・・