
「リンゴ狩り」に行った。
めざす果樹園までの道のりは険しく厳しく無慈悲で、むかし袖にした女の呪い、どこかの神の懲らしめ、まったくの苦行でしたが、上っちまえばごらんのようなまずまずの眺めです。
この歳で、このような体躯で、しかもこのようなやたらに放置してはいけない性癖のヤツが、アダムとイブの楽園を模した観光りんご園を徘徊するとは・・・。人生まったく不可解です。
7種のリンゴを食べ比べるというプチ贅沢体験もしました。熟して美味いリンゴは、尻が開いている(写真右のリンゴ)だぞ、という選定の勘所もおそわりました。りんご園で食べるのがいちばん美味い!ここでしか食べられないという珍種もいただきました。じっさい、お土産に買って自宅で食べましたがちっとも美味くありませんでした。いただく空気や背景がシーズニングになっているというわけです。(家で食べる駅弁が不味いのと同じ理由だね)
「赤いリンゴに唇よせて、黙って見ている青い空・・・」サトウハチロー作詞リンゴの唄。まんまの風景が横たわっております。「あの娘よい子だ 気立てのよい娘 リンゴによく似た 可愛いい娘」昔ムスメだった人が草をむしってました。
ずばり、イチゴ狩りやみかん狩りとはリンゴ狩りはすべてにおいてスケールが違う。しかも物語性がある。平日だというのに、ワケのありそうな家族や集団がときの声をあげてもぎ取っております。
リンゴ園には不適当な半裸のパンクなカップルがいます。(楽園ですからかまいません)依存心で結ばれた絵に描いたような三世代が笑っています。企業セミナーの団体が疲れきってます。
試食して、清算して、トイレから出てくるとそこに・・・そこに・・・えぇ?