一万年の旅路
聖書どころか四大文明もぶっとんじゃう時間スケールの長いお話です。アフリカを出たルーシーの末裔が・・・、ユーラシア大陸突っ切ってからアリューシャン列島を渡り、アラスカから北米を南下し、東海岸へ移動定住したインディアン、イロコイ族(族名がそそるよね)の口承伝説を口語化した本です。
当番!オマエは何者だ!と問われたら「イロコイの末裔です!」と応えたい。
蛇足ながら、欧米本の翻訳者でよろしいのは(エラそーですまん)は2人。死んじゃったけど田村隆一と現役の村上春樹。どちらもお話語りの達人です。翻訳は語学的に正しいじゃなくて、納得感だと思うので。
ひとの最後の言葉
序章だけで2つあるんですよアータ!。それだけナイーブなテーマなんですね。なんせ、自分の死を確認するのは常に他人。生きてる限り死んでないんすから。したがって、大岡信は歯切れが悪い。坊主や教祖やあの世に精通していると騙る連中のように、口上がマニュアル化されてない。言いよどむ。そこに当番は大岡の誠実さを感じる。
「独歩、漱石、芭蕉、渡辺華山、子規、岡倉天心らが死に向き合い、どのような想念を抱き、どのように自己を律したか、どのような言葉で自らを支え、死に対峙する覚悟を表現しようとしたか。」と解説にある。
賽銭箱に800円放って、帰りしなにおみくじ買ってね、開いたら、親指たてて『大凶かもよ』とあった・・・・
そんな本です。救われました。