ママの味

ワタクシをハッケヨイ・ロシア人と呼び、自身をツルピーカー・セイジンスキー(淋しい頭髪)なんてベタな源氏名でひとりごちた方と言いますと、う〜ん・・・・・、カレしいませんよ!
クンボウ! くんちゃん! 君か! そうか・・・君かぁ・・・。最近みかけないねぇ。まてよ? クンボウはPCやらんだろう・・・。くんちゃんではない、彼でないなら、君は誰だ!
待てよ・・・ひょっとして、ツルピーカー頭をフードですっぽり包み、仕事がなければ1日中ワーキングではなくウォーキングしている、君か!ショーちゃんのライバルの君か!路上に落としたうつろな視線と思い詰めた脚運びに、パトカーが時速5キロで追尾したという、伝説の(事実らしい)ウォーカー!そうかぁ、正気さん久しぶりですね。オカベさんのセレモニー以来ですね。

「どん底屋」。あそこは落ち着きますね。戦前戦後に宮本常一がレポートした「若衆宿」の流れを汲んでますよね。うごめいてるのは若者ではなくてカンレキ者なんだけど、青年団や消防団の宴とはぜーんぜん質が違いますね。暑苦しいが息苦しさがない。階級がない、上下関係もないが金の貸し借りはある。ここで(人生後半の)世間の清濁を否応無しに学び、雲蒸竜変で突っ走るんスね。

狛犬ラブの無駄吠えと煙草の煙をガマンしてまでも「どん底屋」に顔を出すのは、あそこの談笑はキモチがよい。タテマエがないから。311以来大流行りの、尻の穴が痒くなるような中見出しを言わない。ご婦人がいないのもいい。(ご婦人からの避難場所、アジールだから当然か)でもさ、ご婦人の話題は俎上に乗るよね。たいてい孫さんが仕切るけど。金儲け野望計画は無節操、無思慮、無計画で飽くことなく板に乗るが、うまくいきました。という後日談は、聞きそびれたんだろうね、一度もない。(そこが、すばらしい)

タテマエはないが、スジはある。スジがあるから烏合の衆にならない。それはアートというインビな響きを持つ。人間の心を激しく揺り動かす美意識の表現。芸術ですよ。ゲージュツ。なんらかのカタチでゲージュツに触れて来た人びとなんですよ。だから造詣が深い。そのゲージュツを縦糸に日常茶飯事が横から絡み付いてくるわけです。縦横斜めのこんがらかった日常を各自が好き勝手にいじる。
このサークル活動に近い集団は、(ツレが構成員になってる)お絵描きグループの「女王蜂の会」だろう。歯にキヌきせぬ辛辣さは女王蜂にはかなわないが、気まずさを後に残さぬそっけなさ(洒脱感)は「どん底屋」もいい線いってるな。

で、その「どん底屋」に正気さんもウォーキングついでに寄ってるんですね、出入りしてるんですね・・・・。待てよ、寄るか? 保守本流の正気さんのワイフが許可するかな?
ワイフ? ツルピーカー?ひょっとして、麗しのエカテリーナ王女の旦那かな? コーヒー通の。ギター弾きの。

プライバシー保護のため音声と味付けは変えてあります。フミキーはママの味