ごらんのとおりだ。
殺人も暴力もない。犯罪に発展するほどのタカリ、カツアゲもない。
歌と酒と互いの欠点をあげつらう会話を唯一の娯楽に、
緊張とは無縁の日々をダクダクとおくっている。
まさにゴーリキーの「ルンペンプロレタリアート」そのものです。
右手前:木賃宿の亭主ミハイル・ダイクデス・タニウィッチ
流しの絵描きクレーシチ・ペンテル・ツツイノフ
左手前:女に愛想をつかされた人足ゴカイハデキル・ソンゴンチュン
料理もこなす巡礼者クッキング・シマッサカイ・ソーマン
錠前屋のブブノフ・ペースメーカー・オオサワは就寝中で不在。
「どん底屋の良心」と呼ばれ重宝がられているマメノスケ・ミヤモトフ、
食料調達人イルマ・ポストコ・モッチャンコ、
さらに、取扱いが厄介と恐れられているアーキテクト・コバチョフも不在だった。
生きていることがつらかったり、平穏な日々をと願うなら、
安易に宗教や占いや迷信に走らないで、
「ラーゲリーどん底屋」を訪ねてみてはいかがでしょうか?
夕方から雰囲気的に飽きるまで営業しております。
手土産の酒は月桂冠にしてくれとのこと
煙草の煙さえなければ一晩中眺めていたいなぁ