そういえば、シベリアンハスキーという犬種が珍重された時期があったが、
さっぱり見なくなった。どこに消えたのか?
極寒を連想するシベリアンの冠をつけ、駆け回るしゃがれ声の貴公子も
高温多湿のわが四畳半で、米食人との共同生活は暑苦しいか?
屋外に放置するには軽自動車のじゃまになるか?
人間の好尚、すなわち世間の時好は移ろいやすいもんです。
時の人も、やがては「あん」がついた時の人になる。
なにしろ月日は一代の過客、トラベラーですから、
フーテンの寅さんならぬシベリアンのハっつあんは
よんどころない理由で居場所を失い、
いづこかへお隠れになったのであろう。
人間同士の付き合いもたいへんですが、
わんわん対人間はさらにタイヘンです。
あ、わんわんのほうがね。