白州正子のくだりを読んで、芥川の手紙を思い出しました。以下抜粋。
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成績は人のきめるものです。人に自分のほんとうの価値は中々わかりません。ですから成績なんぞをあてにするのはつまらない人間のする事です。
世間には金と世間の評判のよい事とばかり大事にする人が沢山あります。又実際金持や華族がえばっています。しかし金持のえばれるのは金がえばるのです。その人間に価値があるからではありません。えばっている華族や金持が卑しいように華族や金持をありがたがる人間も卑しい人間です。そんな人間の真似をしてはいけません。学校の成績も同じ事です。そう云う虚名をあてにしてはいけません。自分のほんとうの価値をあてにするのです。
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全文はコチラにアップしました。原文通りの改行なので多少読みにくいです。
芥川竜之介から塚本文への手紙 〔大正5年(1916年)ころ〕
芥川竜之介から塚本文への手紙 〔大正5年(1916年)ころ〕